なかむの日常

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「廃構 堀江と私とライブドア」

 今更ながら、ライブドア事件が起こった経緯を堀江氏ではなくライブドアナンバー2で、堀江氏の右腕と言われた宮内氏の視点から描かれた著書である。

 高校を卒業し税理士資格を取得、後に税理士事務所を設立し、税理士として独立していた宮内氏が堀江氏と出会い、ライブドアファイナンス部門、最高責任者として活躍する。ライブドアは数々の企業買収、ニッポン放送買収、プロ野球球団買収といったようにたくさんチャレンジし、同時に失敗もたくさんしたけど成長した企業であった。

 企業を買収して収益を伸ばしていくのがライブドアの経営方針であった。ところが、収益が伸びなかったとき、堀江氏は日々社員にはっぱをかける。「なんで、利益でないの、ねぇ、なんで、なんで」と。こうした社員とのやり取りは日常茶飯事となっていた。堀江氏は数字にとても細かく、売り上げに関してシビアな経営者であったらしい。社員を頻繁に叱咤していたので、社員は精神的にまいっちゃったのではないか。だから、何としても利益を出すために嘘の売り上げを有価証券報告書に記載し、粉飾に手を染めたのではないか。

 裁判でも、堀江氏と宮内氏の意見は割れていた。堀江氏は無罪を主張、宮内氏は罪を大筋認めている。宮内氏もギリギリ法に触れるだろうということを頭ではわかっていたし、これ以上検察と闘っても勝てないことは分かっていたので、罪を認めて、早くこの事件を終わらせたかったのだろう。一方堀江氏は、無罪を一貫して主張。やってない、知らない。やったのは、宮内と。自分は粉飾行為について全く関与せず、何も知らなかったと白を切る。いくらなんでもそれはないんじゃないかな。

堀江氏も法に触れていることは分かっていたと私は思う。ましてや、社員にあれだけ厳しく数字に関して詰めよれば、社員も法を犯すのは想像つくだろう。

 以前、堀江氏の「我が闘争」でライブドア事件の経緯も知ったが、今回は宮内氏の立場から見たライブドア事件の実情を知ることができた。両者の意見から、ライブドア事件とは何だったのか考えることができた。

 ライブドア事件の闇は深い。。。