なかむの日常

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今更だけど・・・

 かなり前に読んだ「コンビニ人間」のレビューを書こうと思う。何故、今更コンビニ人間について感想を書くのか。それは、田村淳さんのあるツィート記事を読んで、ふとコンビニ人間の本を思い出したからだ。

 この本を読んで、主人公のような人間は日本社会では少ないと率直に思った。彼女は少し周りの人と違った人間だ。言い方を変えればそれは「個性」と呼べるかもしれない。ここで私が定義する「普通」の人とは世間の常識に従っている人、敷かれたレールの上を走っていて、大多数の人がしていることが「普通」と思い込んでいる人たちだ。

 世の中の多くの人たちは周りの目を気にしながら、進学、就職、結婚に至る。この人生が世の中では当たり前であるようにこの道を進む。そして、先ほど僕が述べた「普通」ではない人たちにおかしな人と偏見な目を向けて普通でいる。というか普通に演じ切るといったほうが適切かもしれない。

 今日の日本社会は「個性」の強い変わった人たちは差別的な目で見られる。そして、周囲の人と違うことをするものは排除する。しかし、主人公は世間一般でいう「普通」の人間ではない。彼女は大学卒業後、就職せずにコンビニで18年間アルバイト社員として働き続けている。コンビニで働くことにやりがいを見出し、他の事にあまり興味がない。これまで交際経験もないし、結婚もしていない。そのことについて家族を始め、友達におかしいよといつも言われる。だが、彼女はおかしなことだとは思っていない。

 彼女のような人間は今の日本では生きづらい。日本社会に適合できず、自分は変だと責め、「普通」の人間になろうと試みるからだ。本当は何が正解なのかなど人それぞれであるのに。個性は人それぞれ。何をしているときが幸せに感じるかも。

 私は、この本から「普通」とは何か深く考えさせられた、自分は主人公に共感する市、主人公側の人間だ。この息苦しい日本社会でどうやってこれから生きていくか模索していきたいと思う。