なかむの日常

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「発達障害」

 日本でもようやく世間に浸透し始めた、発達障害。この病気に悩んでいる人は日本に多い。

 発達障害は脳機能の障害で先天性であるとの見方が一般的である。最近では、大人になって発達障害だったと気づくケースも増えている。彼らは幼少期から大学まで普通に成績も良好で、特に問題を起こした事もないので普通の人間とみなされてきた。しかし、いざ社会に出てみるとケアレスミスを連発したり、上司の言ってることを理解できなかったりと、苦しんでいる人が多い。そこで、自分でネットの情報や親や職場の同僚の勧めで精神科を受診する人が多い。

 しかし、発達障害と診断を下すのは医師でも難しいとされている。発達障害者と健常者の境目があいまいで、単に性格の問題だろうと捉えられることもある。また、学生時代は不都合なく生活を送っていたので病気ではないと思われるケースもある。

つまり、自分は発達障害かもしれないと思い込んでいる人が多いのだ。ネットに書かれていることが自分にも当てはまっているから、自分は病気かもしれないと思い込む。

 発達障害は大きく二つに分けられる。一つはアスペルガー症候群ADHDである。二つは似ているようで異なる病気である。

 アスペルガー症候群は対人コミュニケーションを苦手とし、同じ行動を繰り返す常同性を持つと言われている。また、こだわりが強く、決まった時間に何かをしないといけないとか、決まった行動をルーチン的に行う。そして、その慣習が崩れることを嫌がる。つまり、彼らは生活パターンが決まっているのだ。

 ADHDは衝動性・多動性で相手の立場に立って物を考えることができないのだ。順番に並んでいる人を割り込んだり、授業中に立ち上がり、じっとしていられない等。

衝動性で、思いついたことを何でも口にしてしまうこともある。

 彼らは先天性の病気で成長していくにつれて病気が顕在化していくことはない。もともと出生時に備わっているのだ。

 そして、犯罪者の大半がアスペルガーを始めとする発達障害を患っているのではないかとみる傾向がある。何か犯罪を犯すとあの人はアスペだとか。でも実際ははっきりとした理由は分からない。だから、なんでも犯罪者はアスペだからと理由をつけて非難するのはやめるべきだ。アスペと犯罪の因果関係はまだはっきりしてない。

 犯罪を犯さなくても、少しと風変りの人やコミュニケーションが苦手な人をアスペとすぐに決めつける風潮があるのは否めない。それで生きづらさを感じている人は多いのではないだろうか。

 一方、発達障害者は驚異の記憶力を持ち、こだわりが強く、自分が興味のあるものに没頭する力を持っているので芸術家やアーティストに向いているとされている。実際、偉人の多くは発達障碍者ではないかともいわれている。このように、発達障害を生かして活躍している人も多いというわけだ。彼らは基本的に記憶力がいいので、物覚えがいい。特にサヴァン症候群を持っている人は、見た本の全文を記憶していたり、新聞やカレンダー電車の時刻表の細部を暗記していたりする。悪い部分だけではなく優れた部分があるのも発達障害の特徴の一つ。

 今日の日本社会は障害者を白い目で見て差別する傾向がある。だから、発達障害を持った人が社会で活躍できなくなっている。だから、自分はダメなんだと卑下し、やる気をなくしてしまう人が多い。

発達障害を個性の一つと捉え、社会貢献できる寛容な社会になってほしいものである。